スペインテニス環境 

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スペイン・マジョルカ島ではカテゴリー別にクラブ・チーム対抗戦が定期的に週末土曜日に開催されています。 

新シーズンが1月よりスタートし、男子10歳以下のカテゴリー”Benjamin”を観戦して来ました。 

 

選出は各クラブチーム3名づつで、シングルス3試合で勝敗が決定されます。 

(ダブルスも行われますが、フレンドリーマッチのため勝敗にはカウントされません。) 

ショートセットですが、このカテゴリーでも3セットマッチとなっており、この試合方式は他の大会でも同じです。 

低年齢から3セットマッチが徹底されているのは、日本や香港とは異なります。 

またコート・チェンジ時のコーチによるコーチングも認められており、他方、保護者は常に選手に声を掛けています。 

この辺も日本や香港とは異なる所です。 

 

技術的には日本や香港のジュニアの方が上手いです。 

ただ、振り回された時の粘りや、その際のラケットの使い方、またちょっとしたドロップショットの落とし方など、言葉では上手く表現はできませんが、何かが日本と香港と違います。 

 

クラブでの練習は1回2時間 (テニス90分、フィットネス30分)。 

香港では3時間だったため、練習時間は1時間少ないです。 

ただ、1面あたりの選手数は2~3人。基本的にボールを打てない時間はなく、またフルコートを贅沢に使用しています。 

細かな技術練習というよりも、とにかくラリーやポイントに時間を費やしているため、日本人、香港人的には一見物足りなく感じるかもしれません。 

どちらが良いとは断定出来ませんが、クリエイティブな発想やナチュラルに上手いと感じるボールの当て方はこのようなフリーススタイルの中から生まれるのかもしれません。

 

本場に訪れて自分の眼で実際に見ることの大切さを改めて実感しました。